●【余興顛末弁明の記】◆神奈川 小滝晴子(全国歴史研究会本部正会員)*2019-03-08

創立60周年記念大会・を祝し!

不肖私は、海外音楽研究会主宰と、名乗っております。が、その実態は、現在地球上から消滅、歴史的には(1932〜1945)僅かに、13年5か月間存在した満州帝国〜つまり、清の末裔 愛新覚羅溥儀皇帝時代、一般に流行し、戦後はほとんど失われていた歌曲を細々と記録保存に努めているのが実情です。

「唄は世につれ世は唄につれ」と申しますが、替え歌などは、正に隠れた実情や苦しい胸のうちを吐露しているところがございまして、記録などないまま消えていくのが定めと言えます。

私が初めてそれに気づきましたのは、当時ベストセラーになった、文春の『幻の満州旅行』に当時の最先端=電話での会話が替え歌で紹介されていたのですが、元歌は「白頭山節」とあり、「音譜は失われた」との記事を見て驚きました。つまり、誰でも知っていて子供でも口ずさむほど流行っていたからです。

早速文春に電話をいれますと、運よく、編集の烏兎沼佳代さんに繋がり、「芸者さんなら誰でも歌えるはずですが……」「もう、知っている世代の方はすでにあの世です(笑)小滝さんご存知なら無形文化財ですからちょっと唄ってみてください」とのお返事。仕方なく電話に「白頭み山にテンツルシャン♪」と唄いました。それが、海外で流行し失われゆく歌謡曲保存の始まりでした。そのなかの替歌の一部は、『歴史研究』聖徳太子特集号に掲載され歴研での処女作となりました。

《下手の横好き》糠味噌腐るのを押して、初代大統領 鄭孝胥作詞による、倫理観に溢れた素晴らしい歌詞「満州帝国国歌」を、再現に努めた……などが海外音楽研究会の実体です。

現在はほぼ、YouTubeに探し出すことが出来ます。それでその「白頭山節」と「カチューシャ」をロシア語で唄います。

ご存知の方はどうぞ遠慮なく、ご唱和下さいませ!                           以上

感  想